あなたはこんな悩みを持っていませんか。
- 固めの枕が好みだけど、選び方がわからない
- 硬すぎる枕は体に悪いの?
- 固めの枕にはどんなメリットがあるの?
この記事では、固めの枕の選び方や注意点を紹介しています。
また、固めの枕のメリットやデメリットについても解説しているので参考にしてください。
1.固めの枕の材料
固めの枕には主に次のような素材が使われます。
- ポリエチレンパイプ
- そば殻
- ひのきチップ
- 小豆
- マルコビーンズ
- 高反発ファイバー
- 高反発ウレタン
素材ごとの特徴やメリット・デメリットを理解して、自分に合う素材を見つけましょう。
1-1.ポリエチレンパイプ
ストローを切ったような形で、通気性に優れています。
丸洗いが可能でお手入れも簡単ですが、プラスチック製なので吸湿性はありません。
- 通気性が良い
- 丸洗いできる
- 虫がわく心配が少ない
- ゴツゴツした感触がある
- 動くと音がする
- パイプの量が少ないと寝返りがしにくい
- 量が多過ぎると肩こりの原因になる
- 吸湿性がない
1-2.そば殻
通気性と吸湿性が高く、古くから枕の素材として使用されています。
天然素材なので天日干しや潰れた粉の処理など、こまめなお手入れが必要になります。
- 通気性が良く頭に熱がこもりにくい
- 吸湿性が高く汗をしっかり吸収してくれる
- 価格が安い
- 丸洗いができない
- お手入れができていないと虫がわくことがある
- 動くと音がする
- 量が多過ぎると肩こりの原因になる
- そばアレルギーがある人は使えない
- そば殻が潰れて粉が落ちることがある
1-3.ひのき
香りによるリラックス効果により、心地よい眠りに導きます。
ポリエチレンパイプよりも素材が硬く、頭にフィットしにくいと感じる人もいます。
- ヒノキの香りによるリラックス効果を期待できる
- 通気性や吸湿性が高い
- 抗菌・防臭効果がある
- ゴツゴツ感がある
- 動くと音がする
- 丸洗いができない
- アレルギーがある人は使えない
1-4.小豆
吸熱効果に優れていて、頭部の熱を下げる効果があります。
また電子レンジで温めて、首や肩に当てると、肩こりや首こりの改善効果も期待できます。
- 吸熱効果が高く夏でも寝心地が良い
- 吸湿性が高くムレにくい
- レンジで温めて湯たんぽとしても使える
- お手入れができていないと虫がわくことがある
- 丸洗いはおすすめできない
- フィット感があまり良くない
- 半年に1回は総入れ替えが必要
- 重量がある
1-5.マルコビーンズ
ポリエチレンパイプよりはゴツゴツ感が少なく、頭にフィットしやすいのが特徴です。
パイプと同じプラスチック製なので、吸湿性はありません。
- 通気性が良い
- 丸洗いできる
- 虫がわく心配が少ない
- 吸湿性がない
- 動くと音がする
1-6.高反発ファイバー
寝返りがしやすく、通気性にも優れています。
丸洗いができる素材なので、いつでも清潔に保てます。
- 通気性が高くムレにくい
- 丸洗いができる
- 頭が沈み込まず寝返りがしやすい
- 熱に弱い
- 品質がピンキリ
1-7.高反発ウレタン
寝返りがしやすく、耐久性にも優れています。
丸洗いができないので、汗を吸収しやすいカバーを選ぶのがおすすめです。
- 頭が沈み込まず寝返りがしやすい
- 耐久性が高い
- 通気性があまり良くない
- 丸洗いができない
2.固めの枕のメリット・デメリット
固めの枕のメリットとデメリットをまとめて紹介します。
2-1.固めの枕のメリット
固めの枕には次の2つのメリットがあります。
- 寝返りがしやすい
- 通気性が良い素材が多い
固めの枕は頭が沈み込みにくく、寝返りの妨げになりません。
ただしポリエチレンパイプやそば殻、マルコビーンズなどは、中身が片寄って寝返りがしにくくなることもあるため注意が必要です。
また固めの枕に使用される中材は、通気性に優れているものが多く、頭のムレを防げます。
汗をかきやすい人は、丸洗いができる高反発ファイバーやポリエチレンパイプ、マルコビーンズを選びましょう。
2-2.固めの枕のデメリット
固すぎる枕には次の2つのデメリットがあります。
- 後頭部が圧迫されて痛みやしびれを感じる
- ゴツゴツ感がありリラックスして眠れない
人類最古の枕は、石でできていたことがわかっています。
石の枕には頭を冷やして眠りを促す効果がありますが、固すぎて痛みやしびれが起こることがあります。
ただし柔らか過ぎる枕は、寝返りの妨げになるため、おすすめできません。
ゴツゴツ感を感じない程度で、頭が沈み込まない硬さの枕を選ぶようにしましょう。
3.固めの枕の選び方
固めの枕を選ぶ際にチェックすべきポイントは次の3つです。
- 正しい睡眠姿勢を保てる
- 寝返りを邪魔しない
- 通気性が良く丸洗いできる
では3つのポイントについて詳しく紹介します。
3-1.正しい睡眠姿勢を保てる
固めの枕は正しい姿勢で使わなければ、痛みやしびれの原因になってしまいます。
理由は以下の通りです。
【マットレスが柔らか過ぎる場合】
マットレスが柔らか過ぎると、腰部分が沈み頭が上がる姿勢になります。
すると頭の下から枕を押し付けられている状態になるため、「枕が固くて痛い…」と感じてしまいます。
【枕が高すぎたり低すぎたりする場合】
枕の高さが合っていないと、首の神経が圧迫されます。
首の神経の一部は後頭部につながっているため、後頭部が神経も過敏になり、「枕が固くて痛い…」と感じてしまいます。
正しい睡眠姿勢とは、仰向けに寝た時に首の角度が15度前後に保てる状態です。
この姿勢で眠ることで、首の神経が圧迫されず、固めの枕の良さを実感することができます。
3-2.寝返りを邪魔しない
固めの枕には頭が沈み込まず、寝返りがしやすいというメリットがあります。
しかし固めの枕でも、中材が片寄ってしまうと頭が転らず、寝返りがしにくくなってしまいます。
中材が片寄りにくい素材は、高反発ファイバーと高反発ウレタンの2つです。
ポリエチレンパイプやそば殻、マルコビーンズは使っているうちに中材が片寄りやすいので、こまめにメンテナンスを行うようにしましょう。
3-3.通気性が良く丸洗いできる
通気性が良い枕を使うと、頭がムレずに快適な睡眠をとることができます。
また丸洗いができる素材の枕なら、いつでも清潔に保てます。
【固めの枕の素材】丸洗いができるかどうかを比較
素材 | 丸洗いの可否 |
---|---|
ポリエチレンパイプ | 可能 |
そば殻 | 不可 |
ひのきチップ | 不可 |
小豆 | おすすめできない |
マルコビーンズ | 可能 |
高反発ファイバー | 可能 |
高反発ウレタン | 不可 |
丸洗いができる素材は、ポリエチレンパイプ・マルコビーンズ・高反発ファイバーの3つです。
3つとも通気性に優れていて、頭に熱がこもる心配もありません。
4.固めの枕を選ぶ時の注意点
固めの枕を選ぶ際には次の3つに注意が必要です。
- 高さを調整できる枕を選ぶ
- 中材が偏りにくい素材を選ぶ
- 眠りの妨げにならない素材を選ぶ
では3つの注意点について詳しく紹介します。
4-1.高さを調整できる枕を選ぶ
枕の高さが合わないと首の神経が圧迫されて、枕が固すぎると感じる原因になってしまいます。
固めの枕を選ぶ際には、普段使っている寝具に合わせて高さを調整できる枕を選んでおきましょう。
4-2.メンテナンスができる枕を選ぶ
ぴったりの枕を選んでも、体重や年齢が変化すると、枕を調整する必要があります。
定期的なメンテナンスができるように、調整できるタイプの枕を選ぶのがおすすめです。
4-3.眠りの妨げにならない素材を選ぶ
中材の種類によっては、寝返りの際に出る音やゴツゴツ感に違いがあります。
音や感触を含めて心地よいと感じる素材を選ぶようにしましょう。
5.まとめ
固めの枕には次の2つのメリットがあります。
- 寝返りがしやすい
- 通気性が良い素材が多い
ただし枕の高さが合わなければ、「固すぎて寝心地が悪い…」と感じてしまうこともあります。
固めの枕の良さを実感するためにも、自分に合う高さに調整できる枕を選びましょう。
おすすめの枕についての詳しい情報は、こちらのページをご覧ください。
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